ずぼら日記

29歳。旅好き、仕事好き、食べること、友達と遊ぶことが大好き。でも、家でダラダラしてる時が1番幸せです。私のLazyな人生を皆さんとちょこっとシェア。

キューバという国

キューバから帰国して2日経ちました。

10連休中に溜まりに溜まった仕事を片付ける為に、

7時から働き、23時まで粘りましたが、

それでも終わらず。

本日は朝一の便で九州へ。

もちろん日帰りで家に着くのは夜中です🌃

眠くてたまらないです。はい。

 

こんなに忙しいと、

キューバで見た、あの暇そうな人々を思い出します。

国民の9割が目的を持たずに街をウロウロするか、

雑談してるか、

もしくは家の前に座ってボーッとしているか

のいずれかに時間を割いている国。

建物はボロボロ、

街はそこら中にゴミが落ちていて、

空港ですら床に穴だらけ。

やる事は沢山あるはずなのに、

何もしないキューバ人。

それでいて幸せそう。

ほんと、なんなんですかね🤷‍♀️笑

 

そんな、日々何もせず気楽な毎日を送る彼らからよく聞いた言葉が、

「ポテンシャル(可能性)」。

本人たち曰くキューバは、

可能性に溢れた国、らしい。

冷静に考えてみよう。

自分たちは何もしていないのに、

国に可能性を感じるって、

どんだけポジティブなんですか。

他人任せの人生、

キューバ人らしい開き直りで感心します。

 

社会主義国

どんだけ働いても働かなくても収入は同じ。

海外旅行は行けないし、贅沢は出来ないけど、最低限の生活は保証されている。

贅沢を知ってしまった私にはもう耐えられないものの、

キューバで生まれ育てば、

それが当たり前になるんだろうと思います。

海外から旅行客が入ってきたり、

一部の富裕層のみ使うことができるネットの影響もあって、

国民の意識はかなり変わってきてると思うけどね。

 

そんなインターネットが存在しない国に1週間位行くと、気付くことがありました。

 


1)考えるようになる

何か疑問が湧いた時、

例えば、キューバ人の平均月収っていくら位だろう?と思った時、

Googleで検索すれば一瞬で答えが出ます。

しかしキューバにはネットがないのです。

自分で考えるか、

人に聞くしか方法がないのです。

逆に言うと、ネットがあると、

自分で考えることも、

人に聞くことも無くなります。

だから、自然と他人と話さなくなるし、

思考も浅くなる。

物事も覚えなくなる。

(また必要になったら調べればいいから)

別にだからといってネットを手放す必要は無いんだけど、

意識してネットから離れる時間を

設けると脳に良さそう。

 


2)常識が偏在する

キューバ人が「これがホンモノの◯◯だ!」

と言う時、

恐らくその◯◯と呼ばれるものはキューバに沢山色々な形で存在します。

ネットという情報を集約する媒体がないので、つまりウィキペディアのような存在がないので、

言葉の定義や常識が沢山存在していて、

それぞれの知る定義が正しいと

キューバ人は強く信じています。


私たちがハバナカバーニャ要塞に行った時の話が良い例でした。

カバーニャ要塞ね、OK!」

と意気揚々と承諾してくれたタクシーの運転手。

しかし途中で

カバーニャ要塞のイベントは21時からだ、

みんなそれを観るためにカバーニャ要塞に行って、

入場料の6CUCを払うんだよ。」と、

彼の自論を語り始めます。

その時、時刻は17時。

「21時のイベントの前に行っても、

何の意味もない。

ほら、見てごらんここだよ。」

と降ろされそうになったのは、

よく分からない広場で、

飛行機模型とかが置いてある場所。

 


そこに漂う、絶対ここじゃない感・・・・

 


私たちは、

セレモニーは観なくていいから、

単純にカバーニャ要塞の中を見学したいことを力説。

その為に6CUC払う準備は出来てるんだと、

伝えると、

「それならセレモニーの場所に連れて行くけど、

本当に意味が無いよ。」

と半ば呆れた様子で、

やっと入口に連れて行ってくれた。

そこまで自信満々に現地民に言われると、

本当に何もないのか?と思ってしまう。

(何故なら、私たちにはネットが無く、調べられないから)

中に入ると、広がっていたのはこの景色。

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色々見るものあるやんけ!!!!

ふざけんなよ地元民!!!!!!!!!💢

 


でも分かってます。

タクシーの彼にはなんの悪気もない、

寧ろ親切心でのアドバイスだったことを。

帰りの時間を聞かれ、

1時間後に戻ると言うと「待ってるよ」と言ってくれたので、

ほぼ信用せずに約束したら、

本当に待っていてくれました。

疑ってごめんよ。

彼はしがない公務員(のタクシー運転手)で、

タクシーの収入は全て国に一旦納めるとのこと。

1日にどんだけお客さんを運んでも一律なのかと聞いたところ、

多少のインセンティブがあるらしいということが分かった。

(1時間も私たちを入り口で待っていてくれたことを考えると、やはりインセンティブは本当にごく僅かなんだろうと予想する)

公務員として働く彼からしたら、カバーニャ要塞とは21時からのイベントを6CUC/人払って見に行く場所なのです。それ以外の何物でもない。

 

 

 

気付きは挙げたらキリが無いですが、大きなところはそんな感じです。

次行くのはいつになるだろう?

確実に言えることは、同じキューバを見ることはもう無いということ。

変化が楽しみな国ナンバー1ですね。

 


また友達と行けたら嬉しいなぁ👙👗👒